タイトル : ヘ音や
日 時 : 2008年05月17日(土) 20:00~
会 場 : Radio & Records ( 札幌市西区琴似1条4丁目2-15 ニシムラビル3F[map
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出 演 : ヘ音や(河合修吾(tb), 渡辺文(チェロ), 釜鈴徹(5弦bs))
ライブするたびに吹雪にしたり、大雪にしたりすることができるメンバーを有するへ音や。春になったので、もう雪の心配はない...と思っていたら、なんか、風が強いんですが...。まぁ、メンバー全員、無事にそろっているし、「ライブは、平穏無事に始まった」と日記には書いておこう....ってギャグは、古すぎるか。
で、始まったとたんに、吃驚仰天。今までのへ音やと音が違う。僕のような素人の耳でもわかるくらい、全然違う。前回までのライブも、音が悪かったとは思わなかったけれど、格段に厚くなった音を聴いてしまうと、以前のへ音やの音には戻れない気がする。残念ながら「音が変わった」のか、「アレンジを変えたから」なのかは、僕にはわからなかったけれど、あとでうかがったら、アレンジは変えたとのこと。でも、「毎回、アレンジを変えて試している」とのことだから、今回突然変わった理由にはなりにくい気がするし、「あんな、細かいところ、普通の人は気がつかない」(あやさん)とのことなので、音が変わったのかなぁ。かなりエラそうな言い方だけれども、「大きく前進したんだな」という場面を目撃できるのは、ファンとしてトテモうれしい。
さて、今回の目玉は、いつもながらのバッハもさることながら、オリジナル3曲のお披露目。釜鈴さんの"A shivering bird", あやさんの『国道2号線』、そして、河合さんの"3 steps ahead"。たまたまだとは思うけれど、曲名が数字つながりになっているところが面白い。
釜鈴さんの"A shivering bird"は、ベースが弾く旋律にチェロがオーバーラップして曲が展開していくところが特に美しい、静かな曲。雲が低く垂れこめている冬の夕方を彷彿させる。寒くて凍えているとはいうものの、今にも凍え死にそうな鳥ではなく、「早く、暖かくならないかなぁ。暖かくなったら、空をびゅんぴゅん飛んじゃうんだけどなぁ」と、暖かい季節を夢見ながら寒さを堪えている鳥のイメージがある。
ちなみに、「釜鈴さんが、窓の外で凍えている鳥を見て、この曲を思いついた」という話が真実かどうかは、秘密。
あやさんの『国道2号線』は、イントロが童謡の「海」の旋律から始まる子ども時代を過ごした実家(広島県)の光景を描いた軽快なリズムの作品。片側に海、もう一方に山陽本線が走っているという光景を思いながら作ったとのこと。僕の予想では、きっと秋の始まりの時期の、夕焼けがきれいな時刻の景色だと思うんだけど、違うかな?
「見事に理系なんだなぁ」と思ってしまった河合さんの"3 steps ahead"は、数字を使って音で遊んでいるような曲。奇妙なリズムが印象的。「3歩前へ」というタイトルながら、曲の中で歩いている人は、たぶん、かなりの酔っぱらい。ほんの3歩進むのに、かなり苦労してるように思える。「3歩進んで2歩戻る」どころか、全然違う方向に向かって踏み出しては、「あれ、こっちじゃないし...」と元に戻ってはやり直している気配。いつになったら、ちゃんと3歩踏み出せるんだろうな。
音がより厚くなって、素敵なオリジナル曲が発表されて、次のライブが、ますます楽しみ。
そうそう、次のライブは、ゲスト出演なので演奏時間は短いものの、初のコンサートホール(ちえりあ)だそう。どんな音になっているか、聴きに行きたいなぁ。