ライブ:へ音や
タイトル : へ音や ライブ
日 時 : 2008年1月20日(日) 19:00~
会 場 : はーもにー ( 砂川市砂川東6条北11丁目4 [map
] )
出 演 : へ音や
ベースの釜鈴さんが緊急入院してしまったために、ついに聴くことができなかった、去年11月のライブ([url])から、約ふた月。ついに釜鈴さんが復帰した本物の「へ音屋」を聴くことができる日が...と意気込んで砂川へ。「冬だから」と時間にたっぷり余裕を持って出かけたのだが、意気込みすぎて、気がついたら深川にいる僕。時刻はすでに19時10分前。「砂川、滝川、深川なんて、川の付く地名が続くのがよろしくない」と怒ってみたものの、時間が戻るわけもなく、半べ状態で、はーもにーにたどり着いたのは、ほとんど20時。(実は、さらに、お店の近所で迷って時間を喰った。)
終わっちゃったかなぁ...と思いながら、店をのぞきこんでみたら、もう少し演る気配。うれしかったなぁ。
席についてすぐに始まったバッハ。
気持のいい音を紡ぎ出す釜鈴さんのベースが聞こえるというだけで、十分嬉しい。河合さんもあやさんも、前回の「へ音や風」の時よりも、リラックスして楽しんでいる感じがする。前回の「へ音や風」も悪くはなかったのだけれど、突然のことに動揺してただろうし、準備期間が短かったこともあってか、3人とも自分の居場所を求めてさまよっている様な音だった。あの時は、あの騒ぎの直後というのに、ちゃんとした演奏になっているところがプロだなぁと感心したりしてたわけだけれど、やっぱり「良い状態」とは言えなかったんだなぁと、今更ながら思う。
ラテンの曲に移っても、3人の音の安定感は変わらない。3人とも、「いつ他の2人に寄りかかっても大丈夫」と信じているかのように、危ない所を平気な顔で渡っていく。こういうのは、トリオのおいしいところ。2人だと支援隊が不足だし、4人以上だとハラハラドキドキ感が減ってしまう。信頼していた他の二人がコケると大惨事になるというのに、そんなこと、まったく想像もさせないところが素敵。
さらに、今回は、釜鈴さんの新兵器も登場。その名もディストーション(だと思う。)。その昔、キング・クリムゾンが歪ませたベースにフェイズシフターかけて、左右に飛ばしていたりしたけれど、まさにあんな感じの音。もしかして、この3人の演奏で『21世紀の精神異常者』とか聴ける日が来るのか? "Easy money"でも良いけど。...と考えていたら、意外とイケそうな気がしてきた。演るのは彼らなので、彼らにとっては、こんな「聴き手の勝手な想像と期待」は迷惑だと思うけれど。アレンジも演奏も大変そうだな。この新兵器、使い方をまちがえると「音は厚くなったけど、どことなく安っぽいね」ということになりかねないので、「ご利用の際は、慎重に」ということになりそう。
すでに、彼らの曲になりつつあるCalling you。前回のライブのときは、まさに『Calling 釜鈴』と曲名を変えた方がいいような「帰っておいでよ」になっていたけれど、今回は、感情移入抑え気味バージョン。前のも「泣きのcalling you」で悪くないんだけれど、いつもあれでやられると、キツいかなぁ。特に、落ち込んでる時に聞かされると、立ち直れなくなるかもしれない。それに比べて、今回は窓の外の雪景色を見ながら聴いていると、いい感じにしんみりする。「感情移入すれば良いというものではない」といういい例かな?きっと、こういう状況でウイスキーでも飲むと、「おとな」な気分満点なのだろうけど、残念なことに、僕の足は今回も車。
2回のアンコール。1曲は『スペイン・リベンジ』。どうも、僕が国道12号線をさまよっている間に、1回目のスペインをやった時に色々あったらしく、アンコールは、そのリベンジとのこと。演奏は、「リベンジ大成功」と思うのだけれど、渡辺さんは、1回目の失敗がよほど心残りらしく、自虐ネタにするくらい悔やんでいる。ちなみに、「いろいろあった方も、聴きたかったな」などと、意地悪なことを考えるあたり、やはり、僕は「おとな」になり切れてないらしい。やっぱり、お酒は飲まなくて正解。
次は、2月の札幌。今度は遅刻しないようにしなくちゃ。