タイトル : 年忘れだョ!カポウのあと2日寝Night!
日 時 : 2006年12月30日(金) 20:00~
会 場 : JAMUSICA( http://www.jamusica.jp/index.html )
今年は、色々な人に出会った。というか、「今年も、色々な人に出会った」んだけど、いつもの年とちがうのは、パワフルに物を作り続けている人たちが、圧倒的に多かったということ。
始めのうちは、「おお、こんなこと、考えてるのか」「こんな風な、見方もあるのか」とか大喜びしていたのだけれど、後半戦は、彼らの毒気....いや、すざまじいパワーに圧倒されて、インプットの激流に巻き込まれた挙句、自分自身のアウトプットが全然できなくなってしまっていた。毎日のルーチンワークは、ほぼ問題なくできるのが不幸中の幸いなんだけど、自分が何を出力して良いのかもわからないし、どうしたらいいのかもわからない。スコット・フィッツジェラルドの「魂の真の闇夜にあっては、来る日も来る日も、時刻はいつも午前三時なのだ。この時刻には人は、ものごとを直視することを可能な限り拒否し、子どもじみた夢の中に引きこもってしまおうとするものだ。」(スコット・フィッツジェラルド/村上春樹訳『ひびの入った皿』)というほどひどくは無かったものの、かなり近い状態。やばい、やばい。
そんな日々が数ヶ月続いた年末のこの日、今年最後の「のこぎり」を聞きに出かけてみた。
のこぎり弾きのカポウさん( http://www.cafeblo.com/kapo-schedule/ )は、今年、出会った人のひとり。「あと2日寝Night」というタイトルも、オヤジギャグっぽいし、ポスター( http://air.ap.teacup.com/kenpo/img/1165372492.jpg )も.....むむむ、ちょっとはずかしいぞ、パンダのきぐるみ。
今回のライブは、キッコリーズ( http://sound.jp/kiccories/ )、バミューダトライアングル、拳法( http://air.ap.teacup.com/kenpo/ )とりその周辺の演奏者たちが、総力を上げて、カポウさんをサポートするライブ。ギターのいけださんなんて、「カポウの手となり足となり踏み絵となり、今年最後のライブで砕け散る覚悟」(会場で配布された冊子)とまで、決意表明しちゃうくらいだし、ビアノの秋元さんは「これを最後に、ライブは、しばらくお休み」とのことなので、かなり力入ってます。
メンバーは、カポウさんの歌とのこぎり、有本さんのピアノ( http://tosh211.blog72.fc2.com )、池田さん( http://www.h4.dion.ne.jp/~ike-show )と古舘さん( http://kendikuun.seesaa.net )のギターとベース、出田さん( http://homepage3.nifty.com/idepage/ )のパーカッション、そして、鈴木さん( http://www7.plala.or.jp/mojohouse/ )のバイオリンとギターという構成。
キッコリーズみたいに3人しか演奏者が居ない状態でも狭いステージ(といっても、「客用のテーブルがない部分」ってことだけど)が、狭い、狭い。椅子とマイクスタンド、楽器とエフェクターで、足の踏み場無し。「どこで演奏するんだよ」と思っていたら、メンバー、どやどやと登場。うわ~、キツそう。最後に登場したカポウさん、マイクスタンドのアームの下を、ほぼリンボーダンス状態で通過.....するかと思ったくらい。
今回のライブは、年末特別企画なので、スペシャル3部構成。一部と三部で、普通のライブ。二部が、お楽しみ大会。あ、そうそう、それに、やさしい雰囲気満点の、プログラム付き。これがまた、手書きの部分があったり、スタンプ押されてたりで良いんだなぁ。
楽しそうにギターを弾く池田さん(彼には、「怒る」ということがあるのかしらん。)と、マジメな顔をしているはずなのに、なぜか表情の下に笑い顔が隠れていそうな古舘さん(何を考えて弾いているのか、聞いてみたい気がするんだけど....。)のふたりは、いつもどおり、息の会った演奏。交代でベースに持ち替えている。ふたりがベースを弾いているのを見るのは始めて。古舘さんは、「慣れてないから難しいけど、やってみると楽しい」と話していたけれど、全然難しそうに弾いてないところが、「一芸に秀でた者は」ってところだな。
ひげの鈴木さんも、いつもどおり、自分の世界に浸った状態でギターとバイオリンを奏でている....ように見えているけれど、時々、垣間見せる鋭い視線は、メンバー全員の動きをフォローしてるのかしらん。もしかして、影のリーダーか?
初めて聞く有本さんのピアノ。演奏が始まるまでは、ちょっと緊張してたのか、「むむ、ちょっと神経質なのかしら。他のメンバーがやわらかい表情してるのと対照的だなぁ。表情と同じに音も硬かったら、ピアノだけ浮いちゃうよなぁ」と思っていたのだけれど、最初の一音を出した瞬間に表情が一転して、やわらかくなった。音も、表情どおりの柔らかさで、他のメンバーの音としっくり来る。「類は友を呼ぶ」のか?なんか、この使い方、違う気がするけど、まぁいいや。
パーカッションの出田さんを聴くのも、初めて。音を出すためには、基本的に「叩く」という方法しかないパーカッションなのに、どうして演奏者によって(もしかすると、演奏者の気分によって)、音が全然変わってしまうのが、いつも不思議。よく見ていると、「叩く」といっても様々なやり方で、様々な部分で叩いているのがわかるんだけど。弦を使った楽器の音に、違和感無く溶け込んでいたので、最初、叩いているのに気づかなくて「ああ、この手の音の中だと、パーカッションは出番が少なくて暇してるのね」と思っていたのだけれど、休み無くぽこぽこしていた。それも、窓際の一番寒い場所のはずなのに、半そで(うでまくりだったかな)になっちゃうくらい熱演してた。打楽器が、こんなに弦に溶けるものだとは思わなんだよ。
で、主役のカポウさん。ひとり楽しそうに遊んでいた。「これだけかっちり、バック陣が固めている土俵があれば、何の不安も無く、遊び放題だよなぁ。」と勝手に納得。
今年になって聴き始めた、そして短期間で耳に馴染んだキッコリーズ、拳法、バミューダの曲が次々と演奏される。楽器が多いせいか、演奏している人たちのテンションが上がっているからか、いつもよりも音の密度が高いような気がする。
途中、どこかで聴いた、でも、カポウさんの曲ではないフレーズが流れる。川村結花のEvery Breath You Take。「そうだよね、川村結花やるなら、1枚目、2枚目か3枚目じゃなきゃ」と、最近の作品が苦手な僕は一人ごちる。それにしても、ピアノじゃない川村結花の曲ってのも、良い感じだなぁ。
第二部は、古館-麺冶-賢治氏主催の、up the wind選手権と、古舘さん+有本さんだけのMUFFLEスペシャルライブ。
up the wind選手権は、「せっかくCDに入れたカラオケ部分を有効利用しよう」と古舘さんが思いついた...らしい企画。ほとんど参加者がいないけれど、彼が気力...もしくは意地で続けている雰囲気。会場に「参加したい人」と呼びかけても.....出てこないよなぁ、あの雰囲気じゃあ。というわけで、会場からの参加者が出ないので、演奏者自ら、楽器を弾きながら歌うことに。結果は.....。スペシャルライブの話に移ろうか。いや、池田さんが古舘さんそっくりに歌ってるところとか、出田さんが歌いだすタイミングを失している間に、古舘さんが歌い始めちゃったりとか、お腹抱えて笑ったし、面白かったけど、あれは「選手権」じゃなかったしなぁ...ってこと。
一方、MUFFLEは、やさしい音色が響き渡って、全員、ちょっとしんみり。「今日で、しばらく、ライブからは距離を置く」という有本さん。もったいないなぁ。「もっと前に知ってたらなぁ」と、悔しい気持ちもするけれど、最後の一回(あ、本当は、「最後」じゃないか)とはいえ、聴くことができたことを幸運だと思って、音楽の世界に戻っていらっしゃる日を楽しみに待つことにしよう。
なにやかにや、大盛り上がりして、最後の曲は、ユニコーンの『雪の降る街』。いままで、この曲を聴いても、あまり年末感が無かったのだけれど、彼らの演奏を聴いていたら、やっと「年末だなぁ」という気分になってくる不思議。そして、ちょっと、しんみり。アンコール2曲をやって、ビールが呑みたくてウズウズしているカポウさんたちを演奏から解放。
体の周りにまとわりついていた、「見えない何か」を取り払ってくれたような、素敵な年末の一夜の夢。
ライブの次の朝、僕は、久しぶりに新しいものを作り始めた。
明日のMSCのCommunity Ringに上ることになった。
で、連絡事項の中に、「ドレスコード」と言われる注意書きがあった。僕の理解を超えたものだ。なんだか、よくわからない。
曰く、「ジーンズ不可。ビジネス・カジュアル。ちなみに、MS社員は全員スーツ着用してます。」
僕は、「MS社員」ではないので、スーツは要らないとして....
び....びじねす・かじゅある?????
ビジネスなのに、カジュアル???????
つらつら考えた結果、「きっと、会社員がカジュアルな状態にいる時の格好」であると思い立った。
スーツの上下は必要だな。ワイシャツに.....あ、ネクタイも忘れちゃいけない。で、カジュアルだから、ネクタイは、頭に巻かないとな.....。う~ん、かなりハズカしいぞ、これ。
で、行事ごと以外は、「ビジネスでないカジュアル」な服装ばかりなので、実は、着られるスーツが無い。あったけど、洗濯してなかったり、ネズミにかじられてたりする。「買いに行かなきゃなぁ」と思ったのが、昨日の話。
買い物に行く前に、知り合いに「いやぁ、MSCでビジネスカジュアルっていう、すごく恥ずかしい格好をすることになって」と言ったら、話を聞いていた全員の顔色が変わって、ものすごい勢いで説得された。
みんなのアドバイスは、以下の通り。
- とりあえず、下は、ジーンズでなければOK。
- 一応、アイロンかけて、折り目、つけとけ。
- シャツは、パンツの外側に出さない。
# 一瞬、「え~、パンツの内側にワイシャツの裾を入れたら、股間が落ち着かないぜ」と思ったら、パンツは、ズボンのことだった。 - ベルトは必要。
- ドレスコードに関係なく、体の周りを一回り半するようなベルトはやめろ。
- ステージに登る前に、必ず、チャックを指差し確認。
- シャツを着るときには、ボタンが段違いになっていないか、注意しろ。
- 頭に巻くくらいなら、ネクタイは無し。
- 鼻の穴に割り箸をさすのは、厳禁。
- オマエの場合は、服装以前に、わけのわからんノリが、すでにコード違反だ。
- オマエの存在そのものが、憲法違反だ。
ふ~ん、聞いてみるもんだ。みんな、適切なアドバイス、ありがとね。想像してた「宴会芸をやっている会社員の格好」とは、全然違うぜ。
というわけで、ユニクロへ行って、「ビジネス・カジュアルを、ひとつ欲しいんだけど」と言ってみたりした日曜日の昼下がり。
「もう、SPAMって呼ばないで」と、SPAMな会社が言ったらしいので、最近は「迷惑メール」と呼んだ方が良いらしいんだけど、ついつい、昔の名前で呼んでしまう今日この頃。だいたい、「迷惑メール」じゃ、UCE(Unsolicited Commercial Email)なんだか、UBE(Unsolicited Bulk Email)なんだか、区別がつかん...というわけで、なんか良い呼び方は無いものか??と悩ましい今日この頃。
という話ではなくて、ここのところ、SPAM多すぎ。
このグラフは、25日から昨日までの僕のメールの内訳。青線が受信したメール、で、赤いのがSPAMフィルタが認識したSPAMの件数。27日28日の受信メール数が一気に伸びているのは、SPAMフィルタが認識したSPAMの増加に加えて、未検知のSPAMも増えたから。27日に関しては、実際のSPAMは、約100通ほど多い。
27日28日に流れたのは、ちょっとだけ手が込んでいて、タイトルが"xxxx wrote"になってて、xxxxの部分が、色々な人の名前で届く。だから、日常的に英語を使ってる人たちだと、そのうちひとつくらいは、知り合いの名前が含まれてて、「おーまい神様、奴からのメールだと思ったら、株取引のお誘いだぜ。」...ってことにしたいらしい。ちなみに、このメール、内容が数種類あるらしくて、「期日が11月30日」なんて書いてあったりするので、「12月に入ったら止まるかも」と期待していたら、案の定、ぴったり止まりやがった。
さて、これが一段落したと思ったら、昨日の夜から大量発生してるのは、"EQSE News"ってタイトル。朝みたら、20通ちかく来てて、「これじゃあ、みた瞬間にSPAMだって、バレるだろう」って感じ。芸なさすぎでツマらん。
SPAM屋さんには、「重複した内容のメールは、送らない」くらいの技術を作ってくれることを期待。
それにしても、今回の増加の原因は、なに?来週のInternetWeekの話題に上るのかなぁ。
いまさらながら、日本ハムファイターズの話。
彼らの優勝のオカゲで、どん底状態にある北海道経済に、ちょっとだけ効果があった....という話は、あちらこちらに出ている。
ちょっと見回しただけでも、
- 未来総合研究所は、 「北海道内での公式戦試合開催による経済効果は、222億42百万円」「優勝パレードの経済効果は、14億38百万円」(北海道『北海道日本ハムファイターズ・2006年シーズンの経済効果』)と推計。
- 日本ハムは、連結決算の業績予想を(単体では下方修正してるけれど)「北海道日本ハムファイターズの優勝セール効果に加え、海外での売上げ拡大もあり、期初予想に比べ伸長する見込み」(平成19年3月期業績要素の修正に関するお知らせ)と発表。
- デパートの売り上げも、日本百貨店協会の統計(『全国百貨店 売上高速報 2006年10月』)によると、「全国10都市では、札幌・名古屋だけが、前年対比でプラス」ってことになっていて、この理由を毎日インタラクティブの記事(『百貨店売上高:2カ月ぶりに減少 札幌は日本ハム効果で増』)では、「札幌市がプロ野球・日本ハムの優勝効果」と分析。
- 仕事場近くの、本館と別館の2棟を持つホテルが、別館を閉鎖した。
- 仕事場近くの、生徒数数百名規模の専門学校の真横にあるコンビニが閉店した。
- 通勤途中にあるモスバーガーが閉店した。
- やはり通勤途中にある、ずーっと気になっていて、一度は入りたかった「怪しい中華料理店」(看板に「勇気を出して、入ってみよう」と書いてある。かなりアヤしい)も閉店した。
- いつも行っていた、風呂屋も、突然閉店した。
- 知り合いの会社の大口取引先だった中堅広告代理店が、先月、倒産した。
さて、こんな話は、どうでも良くて、本題はここから。
日本ハムファイターズの優勝効果は、「経済だけではなかった」という話。
2006年11月23日づけ毎日インタラクティブの記事(日本ハム:中継時間は3割死亡事故減少)によると、北海道警察が「ファイターズの試合がテレビ中継されている時は、中継のない時より交通事故死者数が約3割減少した」と発表したらしい。
すごいぞ、ファイターズ。こんな効果まであったのか。
普段は気にしていないけれど、僕が住む北の島は、交通死亡事故全国一位常連。去年、悲願達成して14年ぶりに一位の座を譲れた(2005年は、4位)と思ったら、『北海道が交通事故ワースト1の地位から転落(@w荒』(「東京kittyアンテナ(@w荒」の2006年01月29日の記事)って書かれちゃうくらいだから。
「それにしても3割減少ってのは穏やかじゃないな。普段、どれだけ事故ってるのよ」と思いながら、続きを読んでみたら、「中継がない時間帯の死者数は0.143人」「あった時間帯は0.1人」....って、これ、多いのか、少ないのか...。劇的な減少なのか?むむむ...難しいな、この判断。数字だけ見れば、確かに減ってるんだろうけど。
でも、「10月の死者数が全国月間最多(39人)だったのに、プレーオフ2試合と日本シリーズ5試合の中継時間帯には死亡事故がゼロ」って書かれると、なんか信じていい気もしてくるな。
ところで、せっかくの明るいニュース....それが、単なる数字のお遊びだとしてもね....が、北海道警察のページから追えないのは、もったいないな。実際には、どんなプレス発表だったか知りたいし。「道警ニュース」に出てるかと思ったら、「逮捕した」とか「死亡した」とかばっかりだし...。それとも、出ているのに、僕が見つけられていないんだろうか。見つけられた方、知らせていただけるとうれしいです。
「テクニカルな話と、テクニカルではない話が混在しているのも読みにくいし、書いているときの気分も切り替えにくいので」という理由で、テクニカルではない話をJocosoに切り出したのだけれど、なんかいまひとつ、ぴんとこなかったので、再度お引越ししてVOXに。こんどこそ、最後の引越しになりますように。
...というテスト投稿。
# 初回から、いまひとつ、中身、ないなぁ。この先、不安。
タイトル : 茜色音楽会~のこぎりとテルミンと秋の風
日 時 : 2006年11月03日(金) 19:00~
会 場 : JAMUSICA( http://www.jamusica.jp/index.html )
カポウさんの「のこぎり」 +
フェイターンさんの「テルミン」のライブ。
のこぎりだけでも、十分びっくりなのに、今回は、世界の珍品電子楽器「テルミン」。現実離れした楽器(「のこぎり
は、楽器か」といわれると難しいのだが....。)が、同じ空間に存在するという、話を聞いただけで、ただでは終わらない雰囲気。さらにその葉日は、「事故や暴動
が発生する確率が格段に高い」といわれる、満月2日前。これで何も起こらないようだったら、オレが暴動起こすぞ...ってくらい、役者は完璧。
会場に着いたときは、まだリハーサル中。リハーサルみれるなんて、ラッキー。店内は、あの「ふにょ~、ふぎゃ~」という音が充満。 はじめて「のこぎり」を聞いたときに、「なんかシンセサイザーみたい」と思ったけれど、やっぱり似た音を出してる。音が似すぎていて、店内に充満してる音が、のこぎりだかテルミンだか区別がつかん。
カポウさんが「もともとテルミンやりたかったけれど、高くて手が出なかった。ある日、テルミンみたいな音を聴いて、何かしら?
と思って調べたら、のこぎりだった。のこぎりなら安上がりと思って、ノコギリストに」とおっしゃってたけれど、そのときの状態、とってもよくわかる。
カポウさんは、今回の「拳法( http://air.ap.teacup.com/kenpo/ )」では、ずーっとのこぎりを弾き続けていた。いつもながら幸せそうに歌い、のこぎりを弾くカポウさん。今までに聴いた彼
女が参加しているグループが演奏を始めると、時間の流れが変わる気がする。決して遅いテンポの曲ばかりではないのに、外とは違う時間が流れ始めるのは、彼
女の個性だろうなぁ。
今回から、麺好きが高じて「めんぢ」と改名したらしい(サインしてもらったCDにも「めんぢ」と書いてあった。)古舘さんのギター。一音一音
がくっきり聞こえる乾き気味の音が、カポウさんののこぎりの音と対照的で良いバランス。音ひとつひとつを、丁寧につむぎだす演奏は、バミューダトライアングルで初めて聴
いたときと同じ。几帳面な性格なんだろうなぁと、勝手に想像。違ったらごめんなさい。
ゲスト参加の酒井さんはピアノ。古舘さんのギターときれいに絡む。バミューダの時、ギター2本+のこぎりで聴いた曲も、ピアノ+ギター+のこぎりで聴くと、雰囲気が違って面白い。「アレンジの妙」っていわれる奴なんだろうなぁ。
『時計台の鐘』をのこぎりで。小学生時代、散々、歌ったり聞いたりしてた曲なので、かなり懐かしい。歌詞は、ところどころ、忘れちゃってるけど。
さて、第二部。アコースティックな拳法(「ノコギリ」と「アコースティック・ギターのデュオ)と対極の位置にいる「電子楽器バリバリ」なmacofei(「テルミン」+「カーツウェル」のデュオ。 http://blog.konton-records.com/?cid=20421 )。2つのグループ共通点は、男女1人づつであることと、グループの命名規則だけ。拳法が「けんじ + カポウ」、マコフェイが「まこと + フェイターン」。うわぁ、安直なネーミング。 そそられるなぁ。
拳法の演奏中、座っている席から身を乗り出したら手が届くくらいの場所にテルミンがあって、「ぐふふ、この位置なら、演奏中にいたずらできる
ぜ。テルミンでテロ、テロミンだぜ」(テルミンは、非接触で音程や音量を制御するので、演奏中に他の誘電体が近づくと、音程や音量が変わってしまう。客席
からの「テルミンは、ハンドパワーで音が変わる?の」という質問に、フェイターンさんが否定も肯定もしなかったので、ちょっとだけ信じてテーブルの下から
ハンドパワーを送ってみたけれど、全然届かなかった。)と、ほくそえみながらオヤジギャグを考えていたら、不穏な空気を感じたのか、本番前に場所を移動さ
れてしまった。残念。
入れ替え時間に、楽器をセットしながら時々しゃがみこむフェイターンさん。あれ、なんか....瞑想か妄想かなんかしてます?配布されたパン
フレットを見たら、「演奏中は宇宙人が乗り移る」と書いてある。いまの瞑想って、宇宙人を憑ける儀式?期待度、ちょーアップ。なんか、コバイア星からやっ
てきたマグマ(フランス人を装ったコバイア星人のバンド)みたいな感じなのか?僕の中の、プログレ虫が動き始めたのがわかる。
「テルミンの電波で、月のダークサイドと交信している」とか書いてあるけど....こらこら、テルミンは、電波を出さないだろう...と思ったところで、気がついた。大阪人だ。以前、Com-2( http://nt-committee2.jp/ )の大阪勉強会のときに、大阪人から「大阪人は、普通の顔でウソをつく。信じちゃいかん」と教えてもらったことを思い出す。
# あとで、フェイターンさんは、「札幌市白石区」生まれであることが判明。どうみても、大阪人に見えるのに...。
キーボードの....いや、カーツウェル(わざわざ、あのデカいのを大阪から運んできた。で、キーボードが乗るかどうかを考えずにレンタカー借
りるってのは、まさに、男...いや、漢だ。)奏者の白川さんは、今回、新しく発売したCDに参加したミュージシャン全員を、ドラえもんから借りたスモールライトでコンパク
トにして、DELLと書かれた不思議な箱に封印して持参。なかなかバンマスの言うことを聞かないわがままなメンバーや、自分の演奏に没頭していて、目配せ
してもシカトするメンバーに四苦八苦しながらも、ステージ全体に目を光らせる。曰く、「電子の申し子とか言っておきながら、完全に、負けっぱなし」。いや
いや、そんなこと、無いっす。箱の中のメンバーが「わが道を行きすぎる」だけ。
で、演奏が始まってみたら、やっぱし、どこか懐かしい音。深みにはまると抜け出せなくなる、あの世界。なんとか「普通の世界の音楽」が聴けるよ うになりたくて、十年以上前に、必死で這い出してきた世界の音が流れていた。最近、こういうジャンル分けするのかどうか知らないけれど、僕の言葉でいうと 「プログレ」。それも、フレンチ・プログレの音。こりゃあ、月と交信しちゃうわ。ああ、せっかく、長い間封印してメジャーどころしか聴かないようにガマン していたのに....。最初の音が出た瞬間、プログレを封印していたバリケードが、音を立てて崩れるのがわかったよ。もーダメだ、わし。あっちの世界に逆 戻り。
ところで、テルミンの演奏を目の前で見るのは始めての僕。古くは、Led Zeppelinのフィルムに出ていたり、Dr.Moogのドキュメンタリー( http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0009VRHTC/
)で見たり、日本人の演奏家の方の映像を見たりしていたけれど、みんな、ほぼ直立不動でてを震わせている。テルミンって、ああいう格好で演奏するものだと
思っていたら、フェイターンさんのは、ぜんぜん違う。ルミンの前で踊りながら...それも、どこかバリの踊りのような感じの踊り....音を出す。ふつ
う、そんなことしてテルミンを弾くと、ノイズしか出ないような気もするけれど、月の裏側から遠隔操作されているらしく、ちゃんと曲になってるよ...。ど
ういう練習すれば、こんなことできるんだ?
ちなみに、普通、映像に出てくる「直立不動の演奏者」とは、「流派が違う」らしい。今回、お客さんに「道内唯一のテルミニスト」な方がいらっしゃったけど、彼女は正統派。焦ったかもなぁ、このスタイル。
フェイターンさんによると「こんなの、全然、おとなしい。大阪のテルミニスト(大阪は、「道を歩けば、テルミニストにあたる」くらい多くて、
「みんな、道を歩きながら手を震わせている」らしい。さすが、大阪。)の中には、「ちょっと、ちょっと、アンテナ、ぬいてどうするの」って言いたくなるよ
うな演奏スタイルの方もいるらしい。どんな音出してるんだ?コワイモノミタサで、ちょっと聴いてみたいかも。
月と交信できる人は、やることがすごい。おかげで「マジメな前衛音楽のための楽器」と思っていたテルミンが、「好きなスタイルで演
奏して良い楽器」と定義しなおせたのはうれしい。こういう演奏を見ると、Dr.Moogが「シンセサイザーに鍵盤をつけたのは、まちがいだった」と言って
いた意味がわかった気がする。テルミンみたいに、既存の楽器とは、まったく違う演奏スタイルがとれれば、今のように普及はしていなかったかもしれないけれ
ど、「正統派」な人たちのようなスタイルだけではなくて、フェイターンさんたちがやっているような演奏もできて、そのスタイルや音の好き嫌いは別として
も、表現の幅を広げることができるわけだから。いまひとつ、ポリフォニックなシンセサイザーに違和感を抱いていたDr.Moogが目指していた究極のシン
セサイザーは、「もっと色々な音が出せるテルミン」だったのかもなぁ。
最後に、拳法 +
マコフェイで2曲。ノコギリとテルミン、本当に音が似ている。演奏者自体、「同じメロディを弾こうとしたけど、どの音が自分の音かわからなくなった」って
いうくらい、似ている。ひちりきとかタブラとか、ナマ音なのに、電子楽器みたいな音出す個性的な楽器、探してみると、結構あるかも。
雲が出ていたためか、時々、月との通信が切れたり、月の人たちはテルミンを操作しているつもりで、箱の中の小さな小さなミュージシャンを操作
しちゃうトラブルもあったけれど、とても濃い時間が過ぎて....ほんの一時間くらいだったけれど、異次元体験終了。ふぅ....。満足。
これ、フルバンドで、音をサラウンドにして、照明つけてライブしたら、帰って来れないな。
帰りに拳法のシングルと、マコフェイのアルバムをゲット。拳法の方は、お二人のサインが入り、マコフェイは、「今なら10曲入りのマコフェイのCD( Tide Trip
)だけだと\2,000、これに、人力テクノバンドのチンタムーのDVD\500円をセットにして、特価\2,500」という売り込みに負けて、セットで購入。# ぜんぜん、「特価」じゃねー。
さっき検索してみたら、「チンタムー」は、「銀河の多国籍デジコスバンド」って書いてあった。なんじゃ、これ~。家にはDVDが無いので、明日、職場で観る事にしよう。なんか、おっかねー。
主 催 : 長沼町教育委員会
日 時 : 2006年10月29日(土) 10:30~12:00
会 場 : 長沼町立図書館
馬と人間の友情、そして、戦争によって引き裂かれる悲しみを描いた作品『ほしこ』の作者である加藤太一さんの講演会。
最初は、読み聞かせの会のメンバーによる朗読から始まった。
加藤さんの話
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○ 読み聞かせ
- 読む人の人生や経験が出てくる。
- 家族構成は?
- 子供の頃、何を読んだか。
- 体調は?
- 昨日の食事は?
[Takuya]多分、これは、冗談
- これは、芝居と同じ。
- 同じ演劇を何度も演る/観ることの意味と同じ
- 他人が読むと、自分が書いた作品ではないような錯覚に陥る
- こんな良い作品書いたの、誰
○ 出版された「ホシコ」が原案と変わった部分
- コウの出征のとき、馬橇を引いていた「ホシコの足がぴたりととまる」の部分
- 原案は、「やむをえない暴力」の肯定
- コウは、「今日だけは、特別、天皇陛下のご命令だから」と言って、初めてホシコを叩く
- 叩かれたホシコは、「今日だけは仕方が無い」と思って歩き始める。
- この作品を読んだポコペン( http://www15.ocn.ne.jp/~pokopen/ )店主から、「世界中で戦争が起き始めている現在だからこそ、こういう表現はまずいのではないか」という指摘が出た。
- 「日本の女の歴史、そのもの」
- 「我慢をする人間は、エラい」という思い込み。
- 演歌や浪曲のノリ
- 「やってはいけないことをしてしまって、反省する歌」
- たとえば、「ヤクザになってしまった子供がたずねてきた時に、「ワタシには、子供がいない」と突き放す母親。突き放されて「ああ、まっとうな道を歩けばよかった」と反省する息子...みたいな歌。
- 演歌や浪曲のノリ
- 「やってはいけない」と思いながらも、「やらないと、自分が孤立する」という事実。
- 「本当のことから目をそらしたくない」と思いつつ、「目をそらしてしまう人間」
- 「本を書く」と言う行為
- 自分をさらけ出す行為
- まるで「風呂に入っているときの自分」みたい
- 心の奥に隠れている意識が、表面に出てくる。
- 「馬は、叩いて動かすものだ」という意識
- 性差別の意識
- この本を書くことで、少しは、意識が変わったかもしれない。
- 原案は、「やむをえない暴力」の肯定
○ 文学は、ストーリではない。
- すべてを説明するのが文学ではない。
- ホシコ、コウ以外の登場人物で、名前がついているのは、ゲンさんだけ。
- 「なぜ?」と考えることで、話の奥行きを感じて欲しい。
- 短編なので説明していない事柄(ハッカの香りなど)も多い。
- ホシコ、コウ以外の登場人物で、名前がついているのは、ゲンさんだけ。
谷口さん(会場参加者)の、長沼の馬の話
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○ 谷口さんについて
- 昭和3年生まれ
- 小学校6年3月に、長沼中央に転校(それまでは、「角田」とおっしゃっていた気がするけれど、聞き取りに自信なし)
- 転校直後、転校生に対するある種のイジメやケンカを経験
- が、その後、高等科に入学してからは、仲良くなって、一緒に「悪いこと」をしまくった。
- 当時の友人は、いまだに家に来て、孫に「昔の悪戯」をバラす。困ったもんだ。
- 戦争が始まった年に、高等科入学
- 基線にあった高等科の実習地に牛数頭と、馬一頭がいた。
- 泊り込みで、乳絞りなどの実習
- 小学校4年くらいから、馬に乗り始める
- 5年の時には、鞍無しの馬に立ち乗りして、周囲を焦らせる。
- 騎手の免許を取って、道営競馬に出ていたこともある。
○ 道産子と、トレッキング研究会
- 現在、道産子を飼い始めて13年目。
- 保存会にも入っている。
- 長沼で、道産子を飼っているのは、一軒だけ。
- 「馬追トレッキング研究会」設立
- 北大の八戸先生(名前未確認)たちと東北まで視察に行った
- 文学台まで、馬であがって景色を見せたら、「これは、トレッキングコースとして最高」という話になった。
- ただし、山自体は、営林署の管轄なので、トレッキングするには、役場の許可が必要。
- 昔の馬仲間を集めて、研究会設立。
- 研究会を通して、役場に申請出して、山に登る許可されるまでに10年かかった。
○ 昔の馬の利用方法
- 水田おこし
- プラウを引かせる
- 今は、5連くらいのを車で引く
- 当時は、一度に5寸(15cmくらい)しかおこせない
- プラウを引かせる
- しろかき
- オニバロウを引かせる
- 畑は、ボウバロウ。
- 土ならし
- 板を引かせる
- 除草
- カルチペター
- 慣れてくると、馬が勝手にやってくれるので、車より便利だった。
- あぜに上がってUターンするとき、車は、難しかったけれど、なれた馬だと、上手に曲がる。
- あぜに上がってUターンするとき、車は、難しかったけれど、なれた馬だと、上手に曲がる。
- 戦争中は、学生の援農部隊が来てくれたが、作業がやりにくそうだったので、色々と工夫を。
- 冬場は、山で丸太引き
- 女性は、たわらや縄を結っていたが、たいていの男は、家の中にいるのが嫌なので、馬とともに山で丸太を引く作業。
- 交通は、ほとんど馬橇
- 雪解けのときは、泥と馬糞で大変。
- 催し物に出て、子供たちに体験してもらう
- 「長沼夢まつり」で実現するときに、役場の人を納得させるのが大変だった。
- 恵庭でやっているイベントに来させて、「事故は起こらない」ことを納得させた。もぉ....大変。
- 「長沼夢まつり」で実現するときに、役場の人を納得させるのが大変だった。
- 馬の仕込み方や使い方
- 国によって、ずいぶん違う
- 国内でも、本州と北海道で、違う。
- 馬は、飼い主に文句を言わない
- 「嫁さんより、いいなぁ」と思う。
- 怒るときは、ちゃんと怒り、可愛がるときは、ちゃんと可愛がると、言うことを聞く、良い馬になる。
- 農家は、馬を扱うべき
- 作物と同じで、物を言わないし、個体差もあることを実感できる。
- 生き物が嫌いだと、農家はできない。
===================
- [60代女性]3年前に、60年ぶりに馬に乗ってみた。
子供の頃は、軍馬の育成牧場で育ったので、馬は身近だった。
でも、鞍がないと、乗れないなぁ。
馬って、臆病ですよね。 - 市街地で、馬に乗ってあるいている70才代の方がいる。
小樽ビールの社員の方らしい。
文書履歴
2006/11/20 : JocosoからVoxへ移動
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2006/10/29 : Version 1.0(Jocosoで公開 : http://jocoso.jp/mucleus/1447993 )
このページの内容について
イベント参加時のメモを元に作成しました。内容については、まちがいが無いように努力していますが、 誤解、聞き違い、表現能力、勉強不足などにより、事実と違う場合があるかもしれません。 もし、まちがいと思われる部分がありましたら、指摘いただけると幸いです。
なお、内容については、必要に応じて訂正されたり削除されることがあります。
主 催 : DAYS JAPAN (協 力:DAYS JAPAN サポーターズ2006)
日 時 : 2006年9月1日(金) 19:00~21:00
会 場 : 文京シビックセンター 小ホール
報告会は、「写真を見ながら、その写真に関連する話題が話される」という形式だったので、写真無しで、話されたままの順番でログを再掲しても、わけがわからないため、「関連した内容をまとめる」という形で再構成してある。
今日の話の焦点
==============
2つの点を中心に、考えたい
「かつて、何があったか」
過去のイスラエル対xxxのとの相違点
「これから、何が起こるのか」
過去をもとに、これからの展開を考える。
かつて、何があったか
====================
1976 レバノン内戦
「バレスチナ人難民が、レバノンに流入したのが原因」という説明が一般的。
でも、「なぜ、難民が発生したか」を考えれば、もともとの原因がわかるはず。
1977 内戦が少し終息した時期。
PLOがレバノン南部に基地を作っていた
これは、イスラエルの攻撃ターゲットになるので、もともとの住人としては嬉しくない。
初めてのレバノン滞在。
1982 第一次レバノン戦争
「イスラエルが侵攻した理由」は、ふたつ
外交官の誘拐
レバノン南部からPLOが飛んできた。
「国境地帯が、もっとも平穏だった時期」という国連の調査結果があるにもかかわらず、侵攻が始まった。
イスラエルの本音のひとつは、「水(川)が欲しかった」。
PLOと無関係な人が巻き添えになることで、住人のPLOに対する憎悪を作り出す
周辺地域を含めた攻撃
88日間の爆撃
60万人が家を失う
1200人が死亡
「攻撃してくるイスラエル」に対する憎しみが、「PLOがいるから攻撃される」にすり替えられる。
結果として、PLOは、レバノンから退去せざるを得なくなった。
ただし、国際舞台では、最終的にPLOの勝ち
国連でPLOを認める国が、イスラエルを認める国よりも多くなった
"Beirut 1982"
広河さん制作の「国際公聴会(開催地は、オスロ他ヨーロッパ数箇所)」の証言に使用されたフィルム
レバノン領内のPLOに対して、イスラエルが起こした侵攻作戦
今回、なにがあったか
====================
2006 第二次レバノン戦争
レバノン領内の「ヒズボラ」に対して、イスラエルが起こした侵攻作戦
相手が変わっただけで、1982と同じ状況
いまのところ、「侵攻を始めた本当の理由」は不明。
広河予想は「イスラエルが、今がチャンスと思ったはず」。
「ハマスとヒズボラは、イスラエルの敵」でなくては困る事情
ハマスは、長い間、イスラエルにとっての脅威
最近は、イスラエルに対する極端な敵視政策は弱くなっている
イスラム聖戦の幹部は、「イスラエルの存在を認める」と言い切る
ハマスも「イスラエルの存在を認めるかも」という噂がある。
「テロリスト集団」としてのヒズボラの存在
ジャーナリストにとって、「もっとも恐ろしい団体」といわれていた
指導者が変わることで、方向を修正
民衆の心をつかむことに成功
南部の多くの地域で、実権を握った
テロリストから政治勢力へ変化
ハマスも同じ
イスラエルが嫌なこと
軍事的につぶす理由が無くなる
政治的な相手にはしたくない
イスラエルと米国にとっての「反テロ戦争」
ヒズボラを叩く
最終的に、内戦をおこす
シリアとイランを引きずり出す
今回の取材
==========
取材場所にたとりつくまでに
本来、ダマスカス - ベイルートは、最短2時間の距離
このルートは、イスラエル軍の攻撃の対象
動くものがあれば、片っ端から爆撃する
結局、唯一残ったルートにのるために遠回りして、8時間かかった。
夜11時過ぎにホテルにチェックイン
午前3時から明け方まで、毎日、爆撃が続く
爆撃
毎朝早朝にイスラエル軍による爆撃
南部では、救急車も爆撃の対象
怪我をしても、搬送できない。
イスラエル軍は、「この地域を爆撃する」という予告ビラを散布
イスラエル軍の定義では、「人道的」
現実には、地域の人間が逃げるのは不可能に近い
数万人が、数時間で脱出するのは不可能。
数万人の人間を受け入れる場所が無い。
多くの人は、公園に逃げ込む。
一部は、パレスチナの難民キャンプへ。
キャンプに入ることはできるけれど、出ようとすると、爆撃対象。
幹線道路を破壊してから、「逃げろ」と言われても、逃げる道が無い。
MK
無人偵察機が、いつも上空を飛んでいる
人が集まっていると、攻撃対象にする
葬式のために人が集まっていても爆撃してくるので、埋葬もままならない。
結果、死体は、どんどん腐乱していく。
町中が死臭に覆われることに。
クラスター爆弾
国連では、「非人道兵器」扱い
多段式の爆弾
米国製
今回の使用には、米国からも「住宅地で使用するのは約束違反」の声がある。
親爆弾の中に複数個の子爆弾が入っている。
子爆弾のサイズは、コーラ缶くらい。
がれきに隠れていると、見つけるのは難しいる
子爆弾の中には、鉄の玉が入っていて、殺傷能力が高い。
不発弾処理の時の安全圏は、半径100m以上
子爆弾の10%程度は、不発弾として残る。
爆撃後、誰かが触れたり、犬がつついただけで爆発する。
新型爆弾が使われた可能性
実際に見たのは、クラスター爆弾だけ。
新型の「黄燐爆弾」が使われた可能性を示す写真はある。
「イラクでも使われた」という話はあったけれど、確証がなかった。
専門家も「新しい爆弾が開発されたという話は知らない」という。
でも、死体の損傷具合から考えて、「いままでと違う爆弾が使われた」可能性。
ウラン劣化弾が使われた可能性
[柳田]駐日レバノン大使が「レバノンで劣化ウラン弾が使われた」と発言。
どこの国が使ったかは言及していないけれど....。
[北]アルジャジーラの「パレスチナからのメッセージ」の報道
爆撃された地域から、高濃度の放射能を検出した
パレスチナキャンプ
[白井]キャンプ内の住人は4万人
8/11に来たメール
キャンプを2回爆撃
学校が使えなくなった
キャンプから出る車は、すべて爆撃対象
キャンプから外に出ることができないので、仕事が無い。
水、電気など、途切れ気味
クスリも不足。
精神的な理由で、7人が流産
ヒズボラ
ヒズボラの戦略の手本は、ベトナム戦争。
普通の生活をしている限り、誰がヒズボラかは、わからない。
基地があるわけでもない。
戦闘服を着ているわけでもないし、武器を持っているわけでもない。
一方で、高度な統制力
誤爆の多さ
徹底的な破壊
「高層アパートの一室に、ヒズボラがいるらしい」という情報をもとに、アパート全部を破壊
結局、誤爆だったりする
不確定情報をもとに爆撃するので、誤爆が多い
イスラエルの持つ情報の精度
米国が提供する情報のあいまいさ
身内の裏切り
選挙で負けた側が、ウソ情報を流す
結局、ヒズボラの幹部は、誰も死なないまま、停戦に。
イスラエルの目標は
最終目標は、もちろん、ヒズボラの壊滅
幹線道路とインフラの破壊
特に、南部(ヒズボラの多い地域)
リタニ川の支配
川を支配したい理由は、水源の確保
停戦発効後
人々の帰還開始
ヒズボラによる「村に帰ろう」という呼びかけ
ただし、瓦礫の中には、仕掛け爆弾や不発弾が大量に残っていて、危険。
パレスチナキャンプ
[白井] 問題は、より深刻化
金銭問題
子供たちの心のケア
停戦で、問題が解決されたわけではない。
停戦発効後も、イスラエル軍がとどまっていた理由
孤立して取り残された部隊を、安全に撤退させるかを模索する必要があった
イスラエル側の損失発表以上に、イスラエルのダメージは大きいように思われる
イスラエルが、簡単に引き下がった理由が不明
基本的に、イスラエルは、自分が勝っている時は、とことんやってから引き上げる
今回も、圧倒的にイスラエルが強いように見える
制空権は、イスラエルが抑えている
武器、弾薬の量も質も、イスラエルが勝っている
停戦発効前は、「イスラエルは、停戦を無視する」と思っていた。
死者の数
レバノン側(ワシントンポストの報道)は、1110人
うち、戦闘員は、100人から600人
こんなに情報精度が悪いのは、「誰がヒズボラだったか」を調べるのが困難だから。
ヒズボラの発表では、「戦闘員の死者は、61人」。
イスラエル側は、イスラエルの発表でも119人
一部の噂では、300人を超えたかも
破壊された戦闘車両や戦闘機や軍艦の数から予想しても、100人程度ではすまない感じ。
イスラエルにとって、大きなダメージ
自軍の死者1人に対して、相手が10人は死なないと、都合が悪い
イスラエルは、「ユダヤ人の避難地」
避難地の死者が多いのでは、「避難地」ではなくなってしまう。
イスラエルの誤算
ヒズボラの支持が、国際的に民衆レベルで上昇
「結局、戦ったのは、ヒズボラだけ」という評価
レバノン政府は、イスラエルに国内侵攻されても何もできなかった
レバノンの民衆にとって、「イスラエルに勝ったのは、ヒズボラ」という意識
「助けてくれるのも、ヒズボラ」という意識
レバノン政府は、「インフラの修復くらいしかできない」と発表
ヒズボラは、「壊された家は、すべて修復する」と発表
他のイスラム諸国も、手を出せなかった
停戦後、「ヒズボラへの援助合戦」がおこった理由
ほとんどのアラブの国では、体制側と民衆の間に、かなりの軋轢
オマール
民衆の不満を和らげるために、立憲君主制に移行
一方で、南部の25%は、米軍基地
放置しておくと、自国の民衆による革命の危険性
なんとかして、民衆に「われわれもヒズボラの味方」というフリをする必要性
キリスト教徒のレバノン人も、半数以上がヒズボラを支持
PLO撤退後に虐殺事件を起こしたグループ
ヒズボラを支持しない残り半分は、「背景にシリアがいるから」という理由
内政的にも、大きなダメージ
「レバノン攻撃の失敗を調査する委員会」ができている
これは、「負けを認めた」も同様
オルメルト
シャノンの流れを引く = 攻撃的
軍事的基盤は弱い
軍内に基盤を作るために、抗戦勢力の主張に迎合したのかも。
米国の誤算
米国主導の「反テロ戦争」が始めて負けた戦い
反テロ戦争 = 米国 + 「米国につかないと、国益を損ねる」と考えた国
「米国の暴走を止めたのは、ヒズボラ」
ヒズボラは、単なるテロリスト集団ではなくなった
もはや、1982の時とちがって、停戦後に米国の駐留はありえない
米軍のかわりに国連軍の派遣
すでに「何もできない」「武装解除は無理」という予想。
ただし、このままでは、引き下がらない。
どうする????
これから
米国は、「負けたまま」では終わらせない。
次の手は?
イスラエルは、どうする?
このまま、「危ない方向」へ突っ走るのか?
それとも、対話路線に進むのか?
Another Topic
=============
レバノンの子供のための緊急募金[白井]
停戦後も大変な状態が続いている。
クスリ、食料の不足。
キャンプ外への搬送の難しさ。
パレスチナで劣化ウラン弾がつかわれた可能性[柳田]
前回の集会で集まったカンパは、レバノン大使館へ。
1週間前に、マリオン前でカンパ運動。
駐日レバノン大使から「劣化ウラン弾が使われた可能性」という話を聞いた。
サポータ募集[村田]
Days Japanを買い続けることによる意思表示
さらに積極的な意思表示としてのサポータ
広報活動を初めとして、いろいろ、やることはある。
募集中
写真の貸し出し[周]
写真展『地球の上を生きる2006』
東京、高知、名古屋、京都...で開催
展示した120点(パネル)を40,000/1日で貸し出し中
『メディアは、地球を救えるか』写真セット
かなりキツい写真だったので、『地球の上を生きる』に出せなかった写真
「国際フォトジャーナリズム大賞」受賞作品
15点(パネル)セットを10,000/1日で貸し出し中。
『地球の上を生きる2006』ミニセット
20点(パネル)セットを10,000/1日で貸し出し中。
いずれも、Days Japanまで、問い合わせ。
『地球の上を生きる2007』もやります。
白井 : 「パレスチナの子供の里親運動」( http://www5e.biglobe.ne.jp/~JCCP )
柳田 : 「劣化ウラン弾禁止・市民ネットワーク」( http://www.nodu.net )
北 : 「劣化ウラン弾禁止・市民ネットワーク」( http://www.nodu.net )
村田:「Days Japan サポーターズ」
周: 「Days Japan サポーターズ」 2006 写真展チーム
文書履歴
2006/11/20 : JocosoからVoxへ移動
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2006/09/01 : Version 1.0(Jocosoで公開 : http://jocoso.jp/mucleus/1316542 )
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